
ハウジングセンタ−やマンションのモデルルームなどの展示カーテンを見て、なんてきれいな仕上げかしらと感動されたことはありませんか?あるいはメーカーホームページの電子カタログをご覧になられて、均整な美しいドレープを持つカーテン施工例写真に魅了されたことはありませんか?
昔ほどではありませんが今でもメーカーカタログのイメージ写真には、現実とはほど遠い見せかけの美しさを追求した施工写真が使われています。
特に最近では織りに工夫を凝らした意匠的な生地が多く見られ、糸使いの特性上生地がとても固くて横方向に張りが強い生地がたくさん商品化されています。カタログに貼られた現物生地を見ても、よほど織物に詳しいプロでない限りそういった生地のデメリットを見抜くことは容易ではありません。
親切なメーカーさんになるとデメリット表示といって、カタログの隅に(本当に虫めがねで見ないとわからないほど小さな文字で)
「この生地はデザインを優先しているため横に張りが強く、ドレープ性が悪いのでご了承くださいね〜。」なんて意味のメッセージがついていたりします。
あるいはそういったまとまりの悪い生地の施工例写真はフラットカーテンであったり、プレーンシェードなど平面で使ったものが多いです。そういった写真例にはメーカーからの「この生地はまとまりが悪いのでフラットやシェードに使ってくださいね」という、隠れたメッセージが込められたりしています。
特別張りの強い生地でなくとも、通常縫製のままではやはり整然としたドレープが形成されるわけではありません。毎日カーテンを開けてタッセルでまとめる時、無造作にくるっと束ねるのではなくきちんと裾で等間隔のヒダたたみを行っとからタッセルで留める癖をつけると時間の経過とともにカーテンに折り癖が付いてくるものです。




やはり形状記憶加工を施したカーテンは、整然とヒダが並んで気持ちいいですよね!
今こういったオプション加工は、2つのタイプに別れます。
ひとつは簡易タイプのいわゆる「形態安定加工」で、縫製済みのカーテンを機械に吊るして上からクシのようなものをヒダの間に通してスチームを当てながらプリーツを作るものです。簡易タイプというだけに作業時間もスピーデーィでコストもかからない反面、プリーツは洗濯1〜2回で取れてしまうものです。
次に本格的な「形状記憶加工」タイプは、波形のトタンのような台にカーテンを乗せたり丸い筒を使って波形を作り、真空釜と呼ばれる入れ物にカーテンを入れて高温のスチーム(蒸気)を数時間当ててヒダを生地に記憶させます。薬剤は一切使用していませんので、環境にも優しいのが自慢です。洗濯を5回は繰り返しても、プリーツ加工の効果を保つことが検証されています。
メーカー純正オプションでは、簡易形態安定のみとしているメーカーもあれば、本格的形状記憶加工のみとしているメーカーが混在しています。どこのメーカーが形態安定で、どこのメーカーなら形状記憶なのか非常にわかりにくいのが現状です。なぜなら各社独自の名称を付けているからで、一般の方にはよりいっそう判断が付きにくいのが現状です。

そこでクレールではメーカー純正加工ではなく、どこのメーカーの形状記憶対応生地でも統一した縫製仕様で本格的な形状記憶加工をオプションで承るシステムを導入しております。形状記憶を付けないカーテンと形状記憶を施すカーテンがメーカー混在でも、ひとまとめに統一した縫製仕様で一ヶ所の縫製工場にてお仕立ていたします。

形状記憶加工の特徴
レールに吊るすだけで美しい均一なウェーブが出ます。
裾のセッティングや癖付けの必要はありません。
広げた時もたたんだ時もすっきりとしたラインを保ちます。
どんなに開け閉めしても一瞬で最高のウェーブに戻ります。
弾力のあるウェーブなので触っても元どおりになります。
厚手の生地や、ハリのある生地など裾が広がりがちな生地にお勧めです。
横に広い大きな窓や高い窓など、生地のボリュームが出やすいところにも適しています。
薬品を使用していない安心・安全な加工です。
蒸気と真空で繊維の置くまで形状を記憶させる本格的な加工のため、薬品を使う必要がなく安心してお使いいただけます。
洗濯後のアイロンがけは不要です。
洗濯後はレールに吊るして自然乾燥をするだけでウェーブをお楽しみいただけます。
正しくお取り扱いいただければ、5回洗濯後もウェーブは美しく保たれます。
薄地、レースにも加工が可能です。
レースは広げた状態でお使いに鳴られることが多く、形状記憶で一掃美しさが引き立ちます。
メーカー別 形状記憶加工可能な生地一覧
どのような生地でも形状記憶加工が出来るわけではなく、基本的にポリエステル100%素材のカーテンに限られます。
オーダーカーテンに選んだ生地が形状記憶加工に対応しているかどうかは、次のメーカー名をクリックすることで対応生地一覧をみることができます。
ご注文時の注意点
メーカー指定生地のみ、形状記憶加工が可能です。
形状記憶加工が可能な生地リストは、メーカー各社の対応表を基準にしています。
ポリエステル100%素材でも、メーカーの判断で対応していない生地もあります。
制作可能な最大仕上がり幅は600cmで、片開き1枚の最大仕上がり幅は400cmです。
見積もりフォームに入力できる幅サイズの最大値は560cm(レール全長寸法)です。
また片開きで指定できる最大入力値は373cmです。
お仕立て済みのカーテンへの加工やサイズ直し(幅直し・丈直し)はできません。
標準縫製でご注文いただき納品した後で形状記憶加工を申込まれても、製造上の都合で対応できませんのでご注意ください。
無料お直しサービスも、形状記憶付きのものはできかねます。
はぎ合わせの位置はおまかせとなります。
基本的にはぎ合わせの位置はひだとひだの中心になりますが、ご注文サイズによってはヒダの中に入ることがあります。
お客さまのほうから、はぎ合わせ位置を指定することはできません。
はぎ合わせ位置が気に入らないとクレームや返品を言う可能性が有る方は、最初から注文をしないでください。
幅広レース裾ウエイトテープ加工について
形状記憶加工を施した後、ウエイトテープ加工いたします。
先にウエイトテープ加工をしてしまうと、高熱処理で金属が溶けたり変色したりするからです。
自動見積もりフォーム利用方法
生地検索や特選カタログなどから見積もりフォームに進みますと、形状記憶対応生地の場合スタイル選択フォームに
「カーテン2.0倍形状記憶加工付」の文字が表示されます。非対応生地には、選択肢は出現しません。

幅サイズ入力はあくまでカーテンレールの全長です。(余裕はこちらで加算します。)
形状記憶加工の場合、生地は正確に2倍ヒダ分必要になります。
カーテンレールの全長に対して、1.07倍の余裕を加算して計算いたします。
お手元に届く縫製明細書には、1.07倍の余裕を加算した幅サイズが表示されます。